2024/03/12投稿者:スタッフ

柔道整復師は患者との信頼づくりがとても大切!短い時間で信頼関係を築けるようになるには?

柔道整復師として働き始めると、必要だなと思わされるスキルが多々あることに気付かされるものですが、その一つがコミュニケーション力です。

柔道整復師にコミュニケーション力が必要な理由は?

柔道整復師のお仕事は患者に施術することですが、施術を通して患者のニーズに応えることも必要です。そして、施術で大切となるのが施術スキルだけではなく、患者から信頼を得ることです。ではどうすれば信頼を得られるのかといえば、コミュニケーションです。患者の話に耳を傾け、応える。この繰り返しのコミュニケーションが、患者からの信頼を高めます。

患者と円滑なコミュニケーションを行う方法は?

柔道整復師と患者の関係において、円滑なコミュニケーションを行うためのポイントがいくつかあるので覚えておきましょう。

相槌を忘れずに行う

相槌を打つことで、患者に「話を聞いてくれている」と思われます。どのような言葉であれ、例え自分自身の思っていることと異なる言葉ではあっても、相槌は大切です。同意であれば「そうですね」ですし、思っていることと異なる言葉であれば「なるほど」「確かにそういった面もありますね」など、相槌にも多々方法があります。相槌を打たないと、患者は「話を聞いていない」と思ってしまうかもしれませんので、患者の言葉にはなるべく相槌を打つよう心がけましょう。

適度な距離感を保つ

なぜ該当部分を怪我してしまったのか等、施術に役立つ情報を聞き出そうとあれこれ患者に聞くことは、柔道整復師にとっては珍しいことではありません。しかし、聞いてよいことと聞いてはならないことのラインを明確にしておきましょう。特にプライベートに関することは、根掘り葉掘り聞かないよう気を付けましょう。女性の場合、あれこれ聞かれるとかえって恐怖心や警戒心を抱いてしまいますので、適切な距離感を保てるよう務めましょう。

心遣いのある質問を行う

施術中に質問をすることは珍しくありませんが、同じ内容ではあっても聞き方が異なると患者の心情も異なります。例えばどこで怪我をしたのかを聞く場合も「どこで怪我をしたのか?」より「これは大変な状況ですね。痛いですよね?どうなされたんですか?」等、相手への配慮や心遣いを持つことで、相手印象は大きく変わります。心を開いてくれると、施術に役立つことを話してくれます。結果、より効果的な施術を提供できるようになりますので、質問もコミュニケーションの一つと捉え、配慮のある聞き方を心掛けましょう。

いきなり提案から入らない

患者に対して、いきなり提案をするのは控えましょう。もちろん治療の提案はとても大切なことなのですが、提案とは「患者にとって良いもの」である必要があります。そして、まだまだ患者のことを分かっていない段階での提案は、患者にとって杓子定規の対応に見られ、「こちらのことを分かっているのか」との疑問や不安に発展しかねません。提案をするのであれば、提案の根拠を集め、患者が納得できる状況が整ってからです。ともすれば「自分本位な柔道整復師」だと思われかねませんので、提案は根拠を示しましょう。

また、選択肢を用意し、患者に考えさせるのも手です。患者としても、自分に判断を委ねてもらうことで自分の判断が可能です。もちろんその場合も、患者が判断できるよう、選択肢に関しての情報をしっかりと与えることが大切です。

ポジティブな言葉を掛ける

患者との会話ではネガティブな言葉を控え、ポジティブな言葉を使用することも大切です。例えばあまり良い状態ではない部分があったとします。「これはひどいですね」と声をかけてしまうこともあるかもしれませんが、「ひどい」と言われた患者のことを考えてみましょう。

柔道整復師から「ひどい」と声を掛けられた場合、声を掛けた側が想像する以上に患者は重く捉えてしまう可能性があります。しかし「施術で良くなるので安心してください」など、ポジティブな言葉であれば、患者も安心感を抱くことでしょう。

 

まったく同じ意味ではあっても、言葉の使い方だけで患者の印象が大きく変わります。そもそも、患者は「良くなりたい」と思って整骨院に足を運んでいるのです。そこでネガティブな言葉ばかりをかけられたら、げんなりしてしまうでしょう。ともすれば整骨院を変えようと思うものです。つまり、どのような状況であれ、良い部分を見つけてポジティブな言葉をかけてあげることが大切です。

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